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2023.08.01WritingM1大西達貴

こんにちは。M1の大西です。6/21に行われた分子工学専攻研究室対抗ソフトボール大会について簡単に報告させていただきます。この日は私もとても気合いが入っていましたが、残念ながらTA勤務で吉田に向かわないと行けなかったため人づてに聞いたゲームレポートをお送りします。開催地は阪急松尾大社駅から徒歩10分の、川沿いにあるグラウンドで行われました。

関研究室では他の研究室にくらべ野球ファンが多く、みんなで甲子園球場に行ったこともあります。大会一週間前にはグラウンドを借りて練習会もしましたが結果はどうだったのでしょうか気になるところです。


(練習風景をみるホークスファンのD3の松尾さんです。バッティングセンス◎です。)
佐藤研 負け
田中研 勝ち
今堀研 負け
惜しくも一勝二敗……
最後の今堀研との試合では接戦でかなりの盛り上がりを見せたそうです。
次は秋に大会があるため今度こそM1大西が出場し勝利に貢献させていただきたいと考えております。また、次回はホークスファンである関教授にもぜひ参加していただき盛り上げていきたいです。
2023.08.01WritingM1大西達貴
M1の大西です。
BBSの記事を依頼されていましたがサボってしまい、三か月経ってしまいました。申し訳ありません。この度はB4や留学生の歓迎も兼ねて4月末に行った、BBQ@桂キャンパス中庭について簡単に報告させていただきます。

BBQの前には精肉店やスーパーに買い出しに行き、お肉に下味や野菜を切りながらBBQの準備をしていきました。

7時前には準備も完了し、学生、留学生、田中准教授、研究員を交えて乾杯を行いました。

BBQでは学年、国関係なく色々な人と交流することができとても楽しかったです。
ぜひ日々の研究疲れを労うためにも、また開催しようと思っています。
2022.09.30WritingD1信岡 正樹 Masaki NOBUOKA
D1の信岡です。
BBSの記事を依頼されていたのですが,失念しておりいつの間にか3か月ほど過ぎてしまっていました。(申し訳ありません,,,)
今回は6月にドイツで実験,フィンランドで学会発表を行ってきたことを簡単に報告できればと思います。

ドイツにはD3の坂口さんとともに1週間ほど滞在して,フランクフルト郊外にある加速器施設GSIでMaria Eugenia Toimil-Molaresさんのもと実験を行いました。
私は普段,放射線,とくに高エネルギーイオンビームを用いた有機ナノワイヤ創成をテーマに研究していますが,イオンビームは光速の数十%以上の速度まで加速することから相応の加速器が必要となります。
GSIは世界的にも非常に有名な加速器施設で,とくに核化学で大きな功績をあげており,有名なところでは110番元素ダームスタチウム(Ds)など6種の新元素を発見しています。(ちなみに,ダームスタチウムはGSIのあるダルムシュタットという街に由来します)

整備されたいかにもヨーロッパという雰囲気の林の中に立地しており,施設自体も洗練されているように感じました。
肝心の実験については,基本的な操作は施設の方に行っていただいたのもあり,あまりここで述べられることはないですが,加速器設備の見学をさせていただいたことを簡単に紹介します。
GSIでは,線形加速器によりイオンを加速後,それぞれのターゲット照射室まで輸送します。

写真はGSIのビームラインおよび照射室です。
といっても,放射線防護による白いコンクリートに覆われていて中は見えませんが,実験時は中で作業します。

また,現在,大きなプロジェクトの一環で加速器の拡張を行っているようで,周長1 kmのシンクロトロンやその他周辺施設が建設途中でした。

ドイツ滞在後,その足でフィンランドのヘルシンキに向かい,こちらも1週間ほど滞在しました。
ヘルシンキ大学でSHIM & ICACS 2022というイオンビームと物質の相互作用や材料開発に関する学会に参加しました。

会場の写真は撮り忘れていましたが,学会前のオリエンテーションで主催ラボの研究施設,主に加速器設備を見学させていただいた際のタンデム加速器の写真を掲載しておきます。
これは旧ソ連の設備を利用しているとのことで,実際,街中もヨーロッパとロシアが混在したような雰囲気です。
学会は初めての英語かつ口頭発表でかなり緊張しましたが,今後の課題も含め,得られたものは大きかったように感じます。

私自身,海外に行くのが初めてということもあり非常に不安でしたが,施設の研究者の方と議論もしつつ国外の研究設備や研究環境を知ることが出来たため,今後の進路を決めるうえでも非常に有意義でした。
このような機会をくださり,関先生に感謝申し上げるとともに,この経験を糧に一層研究に邁進していく所存です。

最後にドイツ・フィンランドの様子をいくつか。

ビーム調整までの時間でGSIの方に勧められたハイデルベルク城と城下町の様子。

ハイデルベルク大学前にあったロベルト・ブンゼンの像。

ドイツといえば,やっぱりビール。料理は美味しいが,ワンプレートの量が多い。

フィンランド首都のヘルシンキの中央駅。

ヘルシンキの街中とヘルシンキの大聖堂。フィンランドは,気温が日本の春先くらいで快適に過ごせた一方で,夏至ということもあり深夜になっても日が沈まないため,生活リズムが完全に狂う。
2022.09.17WritingM2大宅一郎 Ichiro OYA
こんにちは。M2の大宅です。6月よりマサチューセッツ工科大学(MIT)のDepartment of Chemistry, Mircea Dinca教授の研究室で半年間の留学を行なっており、現在3ヶ月が経とうとしています。ようやく生活にも慣れてきたので、現地での様子や学校の雰囲気について感じたことを書こうかと思います。
MITはアメリカの東海岸にあるボストンという都市に位置しており、ボストンでは地下鉄が非常に発達しているため電車のみでほとんどの場所に行くことができます。MITの数駅となりにはHarvard UniversityやBoston College, Boston Universityなど有名大学が数多くあり、多くの学生が集まっています。一方で観光名所も比較的充実していて、ボストン美術館やボストン図書館などは建物や内装のデザインがとても洗礼されており綺麗でした。MLB、NBA観戦やWhale Watchingなどもでき、Downtownの方では毎日たくさんの観光客で溢れかえっています。
図1-1図1-2図1-3図1-4図1-5図1-6
図1-1ボストンの街並み
図1-2,1-3ボストン図書館。図書館とは思えないほど綺麗です。 
図1-4ボストンはレッドソックスのホームです。
図1-5ボストン美術館。ゴッホやモネ、ゴーギャンなど多数有名作品がありました。
図1-6 ハーバードスクエアでは夢を語れがあります。結構人気みたいです。

さて、皆さんが気になるところのMITの雰囲気ですが、僕の所属しているDepartment of Chemistryの学生たちは意外にも皆気さくで話しやすくアクティブで、また非常に気遣いもできるまさに人格者といった方達ばかりで、日々自分を不甲斐なく感じております。
一方で研究に対してはやはり皆がSelf Motivatedで主体的に研究を行なっている印象で、研究成果を出している人がリスペクトされる風潮が強くあるような気がします。特にポスドクの方達は、ほぼ全員がNature, Scienceや少なくともNature Materialといったレベルのジャーナルにファーストで一度は載せている方達ばかりで、またMITのAdmissionを突破してきた大学院生たちも、学部のGPAはほぼ4.0(いわゆるCum Laude)で学部1回生から研究して論文も出していて…というような感じなので、世界トップの大学のレベルの高さを実感するとともに、非常に刺激を受けながら毎日を過ごさせていただいています。
一方でMITで過ごして気づいたのは、あまりにも日本人が少ないことです。同じアジア圏である中国人や韓国人のポスドクや大学院生が各ラボに数人はいるのに対し、日本人の学生、研究者はこちらが本気で探しても見つけるのが難しく、どうしてここまで差があるのか疑問に感じました。
図2-1図2-2図2-3
図2-1例のMITのドーム。化学科はドームのすぐ下にあります。
図2-2ある朝来ると構内にジェットコースターが建ってました。
図2-3 お土産コーナーのTシャツ。クセがすごい。

僕の留学先での研究テーマについてですが、Mircea Dinca教授の研究室で、共有結合性有機構造体(COF)でのスピントロニクスについて研究しています。Mircea教授はもともとMOFの創始者の一人であるJeffery Long研(UC berkeley)の出身で、その後MITで特に伝導性MOF,COFの開拓で非常に顕著な業績を上げておられる方です。僕はこれらの伝導性を生かしたCOFを、僕の元々の専門分野である有機スピントロニクスへ適用すべく研究しています。
研究環境としては、Mircea研究室では基本的にグローブボックス、ドラフトなどの合成機材および、PXRD,IR,ガス吸収測定の機材などMOF,COFの基礎物性測定用の装置が揃っていて、基本的にはみな普段は有機合成を行なっており、各自のテーマ固有のより専門的な測定は化学科が所持する共用の機材もしくは他の研究室で測定を行うことになっています。MITは学科間でのこうした機材の共有も盛んで、同じ化学・材料科学関係であるMIT nano, DMSE (Department of Material Science and Engineering)の測定装置へのアクセスも容易です。このように積極的に機材を共有するやり方は京大と大きく異なると思います。
図3-1図3-2図3-3
図3-1 左手前にあるのがPXRDで、奥にはグローブボックスが5台あります。
図3-2 ドラフトは基本1人1台あります。
図3-3 僕のデスクです。

僕は今回が初めての長期的な海外生活だったので、6月中ばに渡米して以降、初めの1,2ヶ月は慣れるのに大変でしたが、ようやく最近は日々の生活を楽しめています。予定的にはもう半分近くの日程が過ぎようとしていますが、まとまった研究成果が得られるよう頑張りたいと思います。
2022.04.05WritingStaff田中隆行
さて、本日から2022年度の始動です。
新たに4回生5名を加えて、居室も人が多くなりました。
卒業生が贈ってくれた人工植物(光触媒による空気浄化機能付き)が、部屋の端で安らぎを与えています。